参照面

参照面は描画のガイドラインとなりますが、その名の通り線(1次元)ではなく面(2次元)というところがポイントです

参照面は面

シンボル線分とモデル線分は、あくまでも2次元の端点をもつ線分です
※描画したビューでのみ表示される(シンボル線分)か,全てのビューで表示される(モデル線分)かなどの違いはあります
それに対し参照面は描画する時は線分の様に見えますが、あくまでも面です。最初は何のこっちゃだと思いますが、とりあえず参照面は面なんだなと思ってください

参照面の範囲

参照面を追加する時に、平面図ビューに適当な長さの参照面を描画しますが、その線は線分ではなく直線として存在します。つまりデータの範囲の端から端までが参照面の範囲になっていて、参照面には端部はありません

もう少し解説すると、平面で参照面の端部に位置合わせしても、データ的には3Ⅾで表示した図のようになっていて、端部として認識はしていません


参照面のプロパティ


機能をざっくり紹介

開口処理:建具を配置した時に壁の仕上げを巻き込む位置の指定をする
②スコープボックス:スコープボックスを指定(ファミリ編集でどう使うかは?)
③名前:参照面に任意の名前を付けることできます
名前の付いた参照面は作業面として設定できるようになります
サブカテゴリ:色分け等の使い分けができる★設定方法
ロードしたプロジェクトのサブカテゴリにも反映されるので気軽に設定しない方がいいかも
参照:【超重要】参照線自体に性能を持たせる
基準点を設定:プロジェクトで配置する時の挿入基点として指定する

その他諸々

  • 角度パラメータの基準にする場合は注意
    ➡参照面の端点は基準に適さない!
    ➡2本以上の参照面で作る交点なら使える!
  • プロジェクトの参照面には、参照のレベル設定はない

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