条件分岐④ 複数の条件を満たす

AND関数とIF関数を組み合わせて条件を複数設定できます。

全員揃ってないとダメ

AND関数

AND関数は「なおかつ」を表しています。IF関数の基本は条件式の条件は1つだけでしたがAND関数と組み合わせて使えば「~と~とを満たしている場合」といった具合に、条件を複数設定する事ができます。

書式

条件が2つある場合
 if(AND(条件式1 , 条件式2 ) , 選択肢1 , 選択肢2)

※ANDに関わる部分を( )で囲います。
if(AND(条件式1 , 条件式2)  , 選択肢1 , 選択肢2)
※ANDは大文字小文字どちらでもOK

条件の数

条件式はいくつでも追加することができます。
条件が3つある場合
 if(AND(条件式1 , 条件式2  , 条件式3) , 選択肢1 , 選択肢2)

条件の数分だけ , で区切って条件式を並べていけばいいだけです。

重要なルール

①AND関数で条件を複数設定すると、全ての条件が成立した場合に選択肢1を選択し、ひとつでも不成立なら選択肢2となります。
②AND関数は条件式を「~で(なおかつ)~なら」と読み替えることができる。

例えば。。。

「W」と「D」と「H」の関係が”「W」が500より小さくてなおかつ「Ⅾ」が500よりも小さいなら「H」は600、それ以外なら700となる”となっている場合の式は以下になります。

 if(AND(W<500 , D<500 ) , 600 , 700)

Wの値が1000、Dの値が400だった場合は、提示された条件に対しWはW>500となり不成立なのでDが成立していても、条件をクリアしていないと判定され、それ以外(選択肢2)の値700がHの値として表示されます。



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