条件分岐③ はい/いいえ を使った条件式

パラメータの”はい/いいえ”で条件分岐ができます。



条件式の記述方法

通常のIF関数は if(条件式 , 選択肢1 , 選択肢2)と書きますが”はい/いいえ”パラメータを条件に使う時はちょっとだけルールが異なります。

「はい/いいえ」が条件の場合は値が「はい」か「いいえ」の2パターンに限定されます。
IF関数で構文を書く時は「はい」がデフォルトになっているので、条件式の部分にパラメータ名を入力すると「パラメータ名が”はい”の時」という扱いになります。

はい/いいえを制御する2つのパターン

「はい/いいえ」は制御のパターンが2つあります。
  • 「はい/いいえ」のチェックの有無により他のパラメータの値が変わるパターン
  • あるパラメータの値により「はい/いいえ」のチェックが自動的に切り替わるパターン

パターン1

「はい/いいえ」パラメータにチェックが入っていたら、パラメータの値が○○になる設定

if(はい/いいえのパラメータ名 , 選択肢1 , 選択肢2)

と書けば「パラメータが”はい”の時は選択肢1、”いいえ”の時は選択肢2」となります。

【重要】はい/いいえ型は条件式にパラメータ =はい 等の記述をせずともパラメータ名が書いてあれば”はい”を表現している事になるというルールになっている。

例えば・・

「W」の長さは、はい/いいえパラメータ「表示」にチェックがあれば500、チェックなしなら1000としたい時の記述の仕方↓

if(表示 , 500 , 1000)



いいえをメインにする

条件式は基本的には”はい”の時に成立するようになっていますが、
”いいえ”で成立する構文にする時は、NOT関数を使用します。
if(NOT(表示), 500 , 1000)
↑表示にチェックがなければ(条件が成立)500、チェックがあれば1000。


パターン2

パラメータの値が○○の場合「はい/いいえ」パラメータにチェックを入れる場合

条件式

条件式を式に記述すれば設定が終了します。
条件が成立していればチェックが入り、条件式が不成立ならチェックはオフになります。

例えば・・

「H」の長さが500より小さければ、はい/いいえパラメータ「枠を表示」にチェック入り
500以上ならオフになる設定。

H<500



いいえをメインにする

条件式は基本的には”はい”の時に成立するようになっていますが、
”いいえ”で成立する構文にする時は、NOT関数を使用します。

NOT(H<500
↑Hが500より小さくなければ(条件が成立)となりチェックが入る設定。







おつかれさま


Revit2020